100分de名著「ハムレット」 感想
あらすじ
- デンマーク王子のハムレットは留学中、王(ハムレットの父)が死んだとの報を受けて帰国する
- ハムレットの叔父クローディウスが王に即位、ハムレットの母と婚約する
- 父の亡霊から自分はクローディウスに殺されたのだとハムレットは聞かされる
- 復讐を誓ったハムレットは狂気を演じるが、宰相ポローニアスは娘オフィーリアへの恋のためだと誤解する
- ハムレットはクローディウスが父を殺した確証をつかむが、誤ってポローニアスを殺してしまう
- 好きだったハムレットに父を殺されたオフィーリアは気が狂い、溺死してしまう
- オフィーリアの兄レアティーズはハムレットに復讐を誓う
- クローディウスはハムレットを殺すため、レアティーズとの親善試合を仕組む
- ハムレットを殺すための毒杯を王妃が飲んでしまい死ぬ
- ハムレット、レアティーズも毒を塗った剣で負傷し、死ぬ
- クローディウスもハムレットに殺される
理性と熱情
- ハムレットは復讐を誓ったにもかかわらずなかなか果たせないが、これは優柔不断のようなハムレットの個人的資質によるものではない
- 近代的な理性と中世的な感情の葛藤のためである
- より気高く生きるにはどうすればいいか悩んでいる
- 「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」
- 最終的にはなるようになればという悟りを得る
中世的な熱情
- 「神の照覧あるが故に我在るなり」(ニコラウス・クザーヌス)
- カトリック
- レアティーズ
- 熱情のままに叔父を殺して仇をとること