100分de名著「方丈記」感想
感想メモ
- 「方丈記」、日本史の授業で冒頭の一節だけは覚えているけれど、何を書いたものなのかは全然知らなかった。難しそうで興味もわかなかった
- 地元の京都の地名が出てきて、あそこかとなる。
- いまとむかしだと、災害の感じ方も随分違うだろうなとおもう。が、人間の力ではどうしようもできないということは同じか。
- 鴨長明の人生がおもしろい。けっこう問題のありそうな人だ。生まれもよかったのに、落ちぶれたのがわかるような気がする。売れない芸術家のような人生。
- 最初から悟っていて、自給自足の生活を送っているような人ではなくて、頑張って出世しようとしたけどダメで、結果として都から離れて自給自足の生活をしているというのが、おもしろいなと思った。ちょっと負け惜しみ感もあるが、それとも本当にこっちのほうが幸せだと思っていたのかどうか。鴨長明の人間臭さが垣間見えるような感じがする。
- スローライフ、ミニマリスト、災害、自分史、現代でもいかようにも解釈して使えるのがすごい。僕はただただ鴨長明という人物が面白いと思ったので、鴨長明の自分史として読みたいなぁと思った。