「七つの会議」池井戸潤 感想

  • 半沢直樹で有名だけど、このひとの小説を読むのははじめてだ
  • 映画やドラマの原作になっているだけあって、ひといきに読めるくらいおもしろかった

  • まさにひと昔前のサラリーマンという感じ。僕が知らないだけで、世の中の大多数の会社はこんな感じなんだろうか。皆出世争いしていて、あいつには負けたくないとか、あいつをひと泡ふかせてやろうみたいな感じで仕事してるんだろうか。もし、そうなら男性の自殺率が高いのも納得だなと思った。僕には絶対に生きていけない世界だ。

  • 女性は妻としてしか、出てこない。唯一、ドーナツの子がいるけれど(ドーナツの話が一番好きだ)、話のドロドロしたところとは全く対極の存在として出てくる
  • こういうのを見ると、ひと昔前の男女観というかも納得がいく。なんか全然違う世界で生きているんだなぁ。男女とも無理しない世界になればよいのにと思う。そして少しずつ世界は変わってきているのだなぁと思う。

  • 経理のやつらはなぜドーナツ代を払わないんだ?