100分de名著「徒然草」感想
「徒然草」
感想メモ
- 三大随筆の100分de名著はこれが最後。「枕草子」は清少納言の個性が際立っていた。「方丈記」も鴨長明のこれまでの人生や立場を感じるものだった。でも「徒然草」はもっと客観的というか、兼好法師自身がちょっと読んだだけでは見えてこなかった。
- 主観的な日記や所感というよりは、批評家って感じがした
- こうあるべきだみたいな箇所はなんだか説教臭くて、新聞の批評欄を読んでいるみたいであんまり好きではないなという感じがした
- 兼好法師自体が何かを成したり、一つの道を究めた人ではないので、今一つ説得力がないというか
- 色々な逸話(すごろくの名人とか石清水八幡宮にお参りに行った僧侶の話とか)はオチがあって、含蓄があって面白いなと思った