「すばらしい新世界」オルダス・ハクスリー 感想
- すごく面白いというわけでもなく、なかなかページが進まなかった。かといってつまらなくもなく、途中でやめる気にもならなかった
- ディストピア小説のはしり、らしい
- 人間が工業製品みたいに作られる。階級社会。差別社会。
- 嫌なことが全部なくなれば幸せかというと、なぜだかそうではないんだよなぁ。嫌なことがいいことにつながってたり、いいことが嫌なことにつながってたり、コインの裏と表というか。そういうのはなんだかわかる気がする
- 解説のジョンがハムレット的な性格(母親の恋人を恨んだり、性に潔癖だったり)というのは、確かにと思った。西欧人にとってシェークスピアって台詞をきけば、わかるような当たり前の教養なんだろうか。
- ラストのシーンが後味悪かった