100分deメディア
リップマン『世論』
- ウォルター・リップマン(1889-1974)
- アメリカのジャーナリスト、政治評論家
- 世論
世論はどのように生まれるのかを書いたリップマンの著書
疑似環境
- これまでに獲得した思想や情報を通してみた世界のこと
- 現実の世界とは異なる
現実世界ではなく、疑似環境に我々は生きている
- 疑似環境でのものの捉え方を表した言葉である
- 固定観念、先入観、思い込みのこと
- 我々はメディア等によって形成されたステレオタイプにあてはめて現実をみている
- ステレオタイプに当てはまる事はステレオタイプを強化し、ステレオタイプに当てはまらない事は見えなくなってしまう
サイード『イスラム報道』
イラン革命(1978年)
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- 西洋から見た東洋のこと
- 表面的には東洋を神秘的な異国としているが、その根底には西洋より劣るものという意識がある
山本七平『「空気」の研究』
- 空気
- 空気がなんであるかは明示されない
- 個々の意見と空気は必ずしも一致しない
- にもかかわらず、空気によって物事が決定されることがあるくらい空気は強い影響をもっている
- 空気は次々と変わっていく
- 空気はその場にいる人々の間でつくられるものだが、マスメディアの登場によってよりたくさんの人々の間にも空気がうまれるようになった
オーウェル『一九八四年』
ジョージ・オーウェル(1903-1950)
- イギリスの作家・ジャーナリスト
一九八四年
- 1904年に発行
- 近未来のディストピアを描いた小説