100分de名著

100分de名著「徒然草」感想

「徒然草」 徒然草(1330年ごろ) 兼好法師が書いたとされる随筆 三大随筆のひとつ こういう人は愚かだとか優れているだとかの批評や妻子はもつべきではないなど兼好法師の思想、落語のような逸話などが書かれている 徒然とは「やるべき事がなくて、手持ち無…

100分de名著「方丈記」感想

「方丈記」鴨長明 方丈記(1212) 鴨長明によって書かれた随筆 三大随筆(枕草子、徒然草、方丈記)のひとつ 様々な災厄、自分の住んでいる小さな庵、自給自足の生活の様子について記載している 鴨長明(1155-1216) 下鴨神社の禰宜の息子として生まれる(上…

100分de名著「アーサー・C・クラーク」 感想

アーサー・C・クラーク(1917-2008) イギリスのSF作家 太陽系最後の日 宇宙人の視点から新星爆発で消滅間近の地球人を救出する物語 人類はすごい クラークの出世作 幼年期の終わり 宇宙のより大きな秩序のために飼育される人類の姿を哲学的思索をまじえて描…

100分de名著「カラマーゾフの兄弟」 感想

まとめ ドストエフスキー(1862-1881) ロシアの小説家・思想家 17才のときに父親を殺害されている 28才のときに死刑宣告されている(恩赦で助かる) カラマーゾフの兄弟 ドストエフスキーの最後の小説 2部構成の予定だったが、ドストエフスキーの死により1…

100分de名著「茶の本」感想

「茶の本」岡倉天心 岡倉天心(1863-1913) 明治維新の時代の人 西欧化のなか、西欧の物質中心主義に対して東洋の精神性について説いた 東京美術学校(現・東京藝術大学の前身の一つ)の設立に貢献 関係のあった人物:フェノロサ、横山大観、菱田春草 茶の本…

100分de名著「アドラー心理学」感想

アルフレッド・アドラー(1870-1937) オーストリア生まれ アドラー心理学(個人の心理学)を創設した ライフスタイル 人それぞれの物事の捉え方、見方のこと 親や兄弟、文化などが影響因となる 同じ出来事があっても人によって捉え方は異なる 例えば、過去…

100分de名著「真理のことば」感想

真理のことば(ダンマパダ) ブッダの教えを423の詩でまとめたもの 四正諦 苦諦 集諦 滅諦 道諦 八正道 道諦を詳しく説いたもの 一切皆苦 この世のすべては苦しみである これだけ聞くととてもネガティブなように思えるが、調べてみるとそうではないらしい。…

100分de名著「法華経」 感想

かなり難しかった。 僕は仏教についてはまさに「葬式のまじない」くらいにしか知らなかった。 法華経の立ち位置については理解したが、仏教そのものがどういう教えなのかがわからないままだった。 様々なたとえ話もなるほどと思えるような、そうでないような…

100分de名著「ハムレット」 感想

シェークスピア(1564-1616) イギリスの劇作家・詩人 ハムレット(1600頃) シェークスピア四大悲劇の一つ デンマーク王子のハムレットが父の仇である王に復讐しようとする 近代的な理性と中世的な熱情の葛藤を描いた作品 あらすじ デンマーク王子のハムレ…

100分de名著「ペスト」 感想

アルベール・カミュ(1913-1960) フランスの小説家、思想家 フランス領アルジェリア生まれ 生まれてまもなく戦争で父を亡くし、貧しい生活を送る サルトルと論争 ノーベル文学書を受賞 スペイン内戦(1936-1939) フランコ将軍を中心とする右派の反乱軍と左…

100分deメディア

リップマン『世論』 ウォルター・リップマン(1889-1974) アメリカのジャーナリスト、政治評論家 世論 世論はどのように生まれるのかを書いたリップマンの著書 疑似環境 これまでに獲得した思想や情報を通してみた世界のこと 現実の世界とは異なる 現実世界…

100分de名著「大衆の反逆」 感想

ホセ・オルテガ・イ・ガセット(1883-1955) スペインの哲学者・思想家 保守主義 大衆の反逆 オルテガの著作 「大衆」の起源、行動、性質を書いた 「大衆」が当時のファシズム政権や共産主義をつくったのだとし、警鐘を鳴らした 大衆 (大衆の起源) 医療の…