2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧
ブラッドベリの「華氏451度」がとても面白かったから、他のも読んでみたくなった 地球人が火星に到達し、破壊し、また地球に帰っていく。それを様々な人、エピソード、テーマからつづっていく。各章の人々にあまり関連性はない。一話完結で、だから火星年代…
めちゃくちゃ面白い。言葉が僕の好みだ。頭の中に色や感覚が浮かんでくる文章が僕はとても好きなんだ。 1984年に感じが似ている。おかしな世界のなかで主人公と仲間だけがそのおかしさに気づく、ディストピアの感じが。そして上司に敵のような味方のようなや…
「方丈記」鴨長明 方丈記(1212) 鴨長明によって書かれた随筆 三大随筆(枕草子、徒然草、方丈記)のひとつ 様々な災厄、自分の住んでいる小さな庵、自給自足の生活の様子について記載している 鴨長明(1155-1216) 下鴨神社の禰宜の息子として生まれる(上…
感想メモ かるい感じで読めるものが読みたくて、この本を呼んだ Nとはだれなのか?登場人物(西崎、希美、野口…etc)はみんな名前にNをもっている。 最初に登場人物それぞれが警察への証言という形で事件の概要を語る。そのあと、各章でそれぞれの人物視点か…
#### 感想メモ - 第一次世界大戦後、NY- 緑色の光- お金のような声- ギャツビー視点ではなく、とらえどころのない感じの主人公の視点から物語はすすんでいく- 科学も芸術も俺たち西洋人が発明したんだとは、なかなかの台詞だ。「有色人帝国」とかね- 巻末の…
告白 告白、あまりなじみのない言葉だ。目次をみると、聖職者とか殉職者とかが並んでいるから、神父さんに秘密を告白するの告白なんだとわかった。愛の告白ではなく。 1ページ目から、一人の人間がずーっと話しているからびっくりした。確かに告白だ。本当に…
アーサー・C・クラーク(1917-2008) イギリスのSF作家 太陽系最後の日 宇宙人の視点から新星爆発で消滅間近の地球人を救出する物語 人類はすごい クラークの出世作 幼年期の終わり 宇宙のより大きな秩序のために飼育される人類の姿を哲学的思索をまじえて描…
第一章 ペリーの黒船来訪のスケールの大きいバージョンという感じ。突然現れた自分たちとは異なり、しかも文明的に優れているものに人間はどう対応するのか。敵対派もいれば、友好派もいる。ただ、武力でドカーンと攻めてくるわけではないので、不気味でもあ…
100分de名著 100分de名著「法華経」100分de名著「自省録」100分de名著「三国志」100分de名著「ハムレット」100分de名著「ペスト」100分de名著「大衆の反逆」100分de名著「実存主義とは何か」100分de名著「真理のことば」100分de名著「アドラー心理学」100分d…
まとめ ドストエフスキー(1862-1881) ロシアの小説家・思想家 17才のときに父親を殺害されている 28才のときに死刑宣告されている(恩赦で助かる) カラマーゾフの兄弟 ドストエフスキーの最後の小説 2部構成の予定だったが、ドストエフスキーの死により1…
「茶の本」岡倉天心 岡倉天心(1863-1913) 明治維新の時代の人 西欧化のなか、西欧の物質中心主義に対して東洋の精神性について説いた 東京美術学校(現・東京藝術大学の前身の一つ)の設立に貢献 関係のあった人物:フェノロサ、横山大観、菱田春草 茶の本…
アルフレッド・アドラー(1870-1937) オーストリア生まれ アドラー心理学(個人の心理学)を創設した ライフスタイル 人それぞれの物事の捉え方、見方のこと 親や兄弟、文化などが影響因となる 同じ出来事があっても人によって捉え方は異なる 例えば、過去…
真理のことば(ダンマパダ) ブッダの教えを423の詩でまとめたもの 四正諦 苦諦 集諦 滅諦 道諦 八正道 道諦を詳しく説いたもの 一切皆苦 この世のすべては苦しみである これだけ聞くととてもネガティブなように思えるが、調べてみるとそうではないらしい。…
軽めの本ばかり読んでいたので、ひさしぶりにちゃんとした本を読んだなぁという感じがした。ずっしり重かった。アイヌといえば、「シャーマンキング」のホロホロのイメージしかなかったけど、興味がわいた。確か東京国立博物館に展示があったと思うのでみに…