「熱源」川越 宗一 感想

軽めの本ばかり読んでいたので、ひさしぶりにちゃんとした本を読んだなぁという感じがした。ずっしり重かった。
アイヌといえば、「シャーマンキング」のホロホロのイメージしかなかったけど、興味がわいた。
確か東京国立博物館に展示があったと思うのでみにいきたい。
できれば北海道の施設も。

[ウポポイ(民族共生象徴空間) NATIONAL AINU MUSEUM and PARK – アイヌ文化を白老から世界へ。](https://ainu-upopoy.jp/)

・日本、ロシアから文明化されていくアイヌの人々
・ロシアに支配されるポーランド独立運動
が話の主軸になっている。

僕は日本に日本人として生まれて、なんの疑いもなく日本人で、当たり前すぎて日本人であるという意識すらほとんどない。
自分のルーツ(熱源)が侵されるってことがあるんだってことに思い至らない。
自分はそのへんのことに無意識で生きていると思った

この本にあるような、ペリー来航して文明開化して、和洋折衷だとか和魂洋才だと言っていたころの西欧文明と日本という意識は跡形もなく消え去っているなぁ